デジタルファブリケーションって何?

お子さまは、ものづくり、お好きですか?

絵を描く、工作、動画制作など、今は色々な表現、制作ツールがありますね。今日はその中でも、リアルとデジタルを組み合わせた「デジタルファブリケーション」について、解説します。

 

デジタルファブリケーションとは、デジタルデータを使って、ものづくりをすることです。わかりやすい事例で言うと、3DCADでつくったデータを3Dプリンタで打ち出すという一連の流れは、デジタルファブリケーションです。

 

3次元でなくても、2次元でつくったデジタルデータをレーザーカッターに入力してアクリル板や木材を切り出し、組み立てるという流れも、デジタルファブリケーションです。

 

最初から紙粘土でつくったり、カッターで切り出したりしたほうが速くて楽に思えることもあるかもしれません。でも例えば人の手では限界がある曲面をつくったり、細かい作りこみをしたり、同じものをたくさん作りたいときには、デジタルデータ+機械が有利になりますので、この方法を使えるようになっておくと、制作の幅が広がります。

 

CADについては、まずは無料で使えて操作も比較的簡単な、TinkerCAD(ティンカーキャド)から始めてみるのがおすすめです。https://www.tinkercad.com/

 

3Dプリンタは、安くて良いものが出てきていますので、いずれは家庭用に一台購入してみるのも手だと思います。

 

レーザーカッターやミリングマシンついては、出力サービスを使ったり、比較的安価に利用できるファブラボを使ってみると良いですよ。最近は学校や図書館にもデジタルファブリケーションができるスペースがあったりします。授業に取り入れられるケースも増えてきました。

 

横浜の方は神奈川大学みなとみらいキャンパスにある、ファブラボみなとみらい、一般開放日がありますので、ぜひ一度行ってみてください。こちらのブログもご参照ください。 https://arts.hatenablog.jp/entry/2021/11/10/171528

 

ゲームやアニメーション制作など、PCを使っての制作も良いですが、それを現実世界に出力することで、創作の可能性は拡がります。そしてとても楽しいですよ!一度親子で取り組んでみることをおすすめします(清水)。