根拠が知りたい方におすすめ!眠りについての本

ご自身の睡眠について、お子さまの睡眠について、悩むことってありませんか。

例えばお子さまのことであれば、早く寝ないと成長に影響するのではないか、睡眠時間が足りているのか、良質な睡眠がとれているのか。ご自身のことであれば、夜中に起きてしまう、などのお悩みも、あるかもしれません。

 

 

今回ご紹介するのは、早稲田大学睡眠研究所所長で精神科医の西多昌規さんが書かれている、睡眠についての本です。

 

タイトル:眠っている間に体の中で何が起こっているのか
著者:西多昌規さん
出版社 ‏ : 草思社
出版日:2024年2月

www.soshisha.com


睡眠の大切さについて冒頭で触れられていますが、いわゆるノウハウ本ではなく、睡眠や生体リズムの基本について解説があった後、内分泌系、免疫系、消化器系、呼吸器系など、体のそれぞれの部分が睡眠中にどんな働き、動きをしているのかについて、論文をもとに解説されています。

読み進めていくと、やはり睡眠は大切だなと思わされるのですが、なぜ大切なのか、体のどこにどんな風に影響があるのか、根拠を持って理解できるので、理屈っぽい?いいえ、論理的に考えたい方に、おすすめの1冊です。

同時に根拠なく今まで思い込んでいたことが、違っていた、という発見もできます。私は、息子の夜寝る時間が遅くなることに悩んでいたのですが、本書を読んで、少し心が楽になりました。

最後に西多さんが良い睡眠についてコメントをされていますが、その部分も心が救われるポイントです。

よろしければ読んでみてくださいね(清水)。