冬休みの自由研究のすゝめ

みなさんは、「自由研究」と聞くとやはり夏を思い出しますよね?

実際に課題として出ることが多いのは夏休みの宿題として自由研究が出る学校が多いようです。ですが、「自由」研究と言うだけあって、課題がなかったとしても子どもの探究は24時間365日尽きることはありません。そこでぜひ、冬にしかできない自由研究をしてみてはいかがでしょうか?今日はそんな冬休みだからこそできる自由研究のすゝめです。



◆雪の結晶、霜柱の観察

これぞ冬休みにしかできない自由研究です。雪の結晶の大きさは1~2ミリ程度ですから、一般的なルーペでも十分に観察が可能です。しっかり防寒対策をして、黒い布とルーペを持って外に出かけましょう。布ではなく、黒っぽい色のフリースなど衣服につく雪を観察するという方法もあります。雪が降っている場合は、落ちてきた雪を布でキャッチすると結晶が崩れにくく、きれいな状態で観察しやすくなります。ノートなどに結晶の形をスケッチしてもよいですし、マクロレンズがあればデジカメでの撮影も可能です。

また雪があまり降らない都市部では霜柱の観察をしてみるのも良いかもしれません。

 

◆お正月にまつわるお雑煮やおせち、正月遊びの研究

お正月の料理といえば、お雑煮やおせち。毎年、当たり前のように食べているけれど、意味や由来などをあまり知らないかたも多いでしょう。また地域によって食材や作り方は大きく異なります。

また、お正月遊びというと何を思い浮かべますか?たこ揚げ、こま回し、羽根つき、福笑い、いろはかるた、百人一首、すごろく……実にたくさんありますよね。こうしたお正月遊びの歴史や意味などを調べると日本文化の研究になります。この機会に自由研究として調べてみてはいかがでしょうか。

 

◆天体観測

空気が乾燥する冬は天体観測のベストシーズンです。冬の星座の代表的存在であるオリオン座をはじめ、おうし座、おおいぬ座こいぬ座、ふたご座など、見どころもいっぱいです。星座早見盤があれば、簡単に星座を見つけられるのでぜひ持っていきましょう。最近は、夜空にスマホをかざして星座を探せる便利なアプリもあります。自由研究としてまとめる場合は、観測できた星座について調べたり、月や惑星など星の動き方をまとめたりするテーマがあります。冬の天体観測は体が冷えやすいため、防寒対策は万全にしましょう。

 

ぜひ、冬でも自由研究を楽しんでみましょう。(岡田)