中学入学試験でプログラミング?試験で問われる力とは

今年4月の記事でもご紹介しましたが、プログラミング学習を習い事として選択するご家庭、増えているようですね。

みんなの習い事にも変化が!?プログラミングのすゝめ - 私学妙案研究所News

 

なんと、中学入試でプログラミングを試験科目としている学校もあるのです。

来年2月に行われる、2024年入試ですと、次の2校はプログラミング入試を実施します。

 

1.駒込中学校 プログラミング入試(2月2日)

「算数」と「プログラミング」の2科目の試験です。

算数では、四則計算と「実生活で使う算数」が出題されます。

プログラミングでは、Scratchを使ったプログラミングが出題されます。初めにパソコン操作やScratchについて指導があり、その後自由に与えられた課題をプログラミングします(生徒募集要項より抜粋)。

 

2.聖徳学園中学校 プログラミング入試(2月2日)

マインクラフトを使った実技とインタビュー、作文からなる試験です。

まず教育版マインクラフトを使ってプログラミングを行い、それについてのインタビューに答え、それを言葉で作文にまとめます(解説動画よりまとめ)。

 

どちらも、プログラミング学習ソフトを使った入試なのですね。2校とも、プログラミング事前説明会や体験会が開かれているので、プログラミング入試を受ける方は一度説明会、体験会に参加したほうが良いでしょう。

 

プログラミング入試ではどのような力が測られるのでしょうか。聖徳学園の2024年度プログラミング入試説明会では次のような観点が挙げられていました。

・指示を的確に理解し、自らの知識・技術を使って達成することができる

・プログラミングに最後まで諦めずに取り組み、自らのイメージを具現化することができる

・たとえ失敗したとしても、失敗の原因を考えることができ、自らの考えや表現を言葉で説明することができる

 

試験では、課題の完成、そこに向かう姿勢、振り返る力が見られていることがうかがえます。試験会場というアウェイな場所で、自分で考えて表現するが求められているのですね。そしてこれは、大人になっても大切な力です。興味のある方は、両校のウェブサイトで詳細を調べてみてください(清水)。